耐圧・放水試験

連結送水管は、平成14年7月1日から耐圧性能点検が義務付けられています。

連結送水管の点検時期

連結送水管

  • 連結送水管の設置後、10年を経過したもの
  • 10年経過の耐圧試験を実施してからは3年毎に連結送水管耐圧試験を再実施

消防ホース

  • 設置(製造年月)後、10年を経過したものに付き3年毎に実施。
    ただし、易操作性1号及び2号消火栓ホースは除く(ホースを新しく設置した場合は取換(製造年月)後、10年間は免除) 。

連結送水管の点検内容

送水口から検査測定車(水槽付ポンプ車)または、それと同等の耐圧性能試験を行うことができる機器を用いて送水した後、連結送水管の締切静水圧を3分間かけて確認します。

  • 連結送水管の締切静水圧力は、設計送水圧力とします。
  • 危険防止及び、水損防止のため急激な昇圧を避け、圧力計で確認しながら徐々に加圧します。
  • 乾式の場合は、充水に先立ちテスト弁を除き、すべての放水口等が閉止状態にあることを確認します。
  • 送水口本体や配管、接続部分、弁類などに変形や 漏水などの異常がないかを確認します。
  • 寒冷地で凍結のおそれがある場合は、点検終了後に配管内の排水を十分に行います。
  • 加圧送水装置を設けている場合の一次側の圧力は、ポンプの設計押込圧力以下とします。

耐圧・放水試験点検方法

  1. 事前検査
    配管の腐食等による漏水で建築物などへの水損を極力防止する為にエアーコンプレッサーによる空圧試験を行います。

  2. 放水機能試験
    ポンプ車より連結送水管設備の送水口より加圧し、末端部における放水口より放水します。

  3. 配管耐圧試験
    消防ポンプ車を使用し耐圧性能試験を行います。

  4. 漏水確認
    各階放水口および露出配管部の漏洩チェックをします。

  5. 連結送水管の現状復帰
    放水口または排水弁から加圧した配管内の余分な圧力を抜きます。
    各弁類を適正な状態に復旧します。

  6. 書類作成
    点検結果の報告書を作成し、お客様に提出します。